2010年1月28日木曜日

あの世でも戦いつづけているイラク兵

戦争などで大勢の人が死ぬと、彼らには心の準備がないので、しばらくは

そこの、阿鼻叫喚地獄(あびきょうかんじごく)、あるいは、阿修羅界

(あしゅらかい)のような、戦闘の地獄が出現することがあります。


たとえば、十数年前には、アメリカ軍を中心にした多国籍軍と、

イラク軍との戦争(湾岸戦争)がありました。


イラクがクウェートを占領したため、「けしからん」 ということで、

多国籍軍がイラク軍を攻撃して戦ったのです。


この戦争で、イラク軍側は、十数万人の兵士が死んだのではないかとも

言われています。


一定の期間内に、それだけ大量の人が死んだりすると、そこに地獄が

出現します。


その地獄は、阿修羅地獄か、阿鼻叫喚地獄のよな深い所か、どちらかでしょうが、

そういう地獄が現れてきます。


そして、一瞬のうちに死んでしまったイラクの兵隊たちは、当然ながらまだ

地上で戦いを続けているつもりでいます。


アッラーの教えによれば、「アッラーのために戦って死んだ場合には、真っすぐ

天国の最高世界にかえる。そして、多くの美女がまわりにたわむれ、お酒を

すすめてくれるし、おいしいものもたくさんある」 ということになるはず

ですが、彼らは、まわりには美女もいないし、ごちそうもお酒も出てこない

ので「自分は、まだ死んでいない」 と思っています。


自分が死んだことをわかっておらず、暗い霧の中で、まだ戦闘中なのです。


一方、アメリカ側の死者は、合計しても150人前後です。

その程度では、地獄はできません。


個別対応で、それぞれの世界へ引っ張っていかれるので、アメリカの

ほうには地獄ができないのです。


そうすると、死んだイラク兵たちは、あの世で敵を探しても、敵が見当たらない

わけです。

仲間はたくさんいるのですが、敵がいないのです。


砂漠における地上の戦闘では、イラクの方は旧式のソ連製戦車で戦い、

アメリカの方は最新鋭の戦車で戦いましいた。


両者は同じくらいの戦力だと思われていましたが、戦ってみると、

旧式のソ連製戦車は非常に弱く、アメリカ側が圧勝しました。


イラク側は戦車隊がほぼ全滅したのに対し、アメリカ側は

まったく損害がありませんでした。


それ以前には、そのような圧勝は通常なかったのですが、技術格差に

よってそういうことが起こったのです。


その戦闘でアメリカ軍は、劣化ウラン弾という非常に重い砲弾を使用しました。

これを撃つと、砲弾はイラクの戦車の装甲を突き抜けて、一発で

戦車を破壊します。


これに対し、イラクの戦車の砲弾は、アメリカの戦車に当たっても、跳ね返されて

しまうか、外部に損傷を与えるだけで、内部まで被害を及ぼすことができなかった

のです。


また、ソ連製の古い戦車は、敵の戦車が移動すると、それに合わせて照準も

手動で動かし、敵がどこへ行ったかを一生懸命に捜さなければいけないの

ですが、アメリカの新型戦車は、敵が移動すると、砲塔が自動的に敵を

追跡するようになっています。


これで戦ったところ、イラク軍の戦車隊は完敗し、ほぼ全滅してしまった

のです。


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