2010年1月4日月曜日

この世での生き方が死後に判定される

仏教は、「諸行無常である」「この世は仮の世」 と、繰り返し説いています。


それは、どういう意味かというと、「本来の世界は、あの世の世界であり、この世には、

海外旅行のように、一時期、きているだけなのだ。」

「赤ちゃんとして生まれて、人生修行をし、いろいろな人と出会い、さまざまな経験を

しながら、新しい人生を築き、新しい個性を身につけて、あの世に還る(かえる)、

そういう修行をするために、この世に来ているのだ」 ということです。


この認識を、きちんと持っていただければよいのですが、学校の教科書や参考書には

どれを読んでも、このようなことを書いてあるものはありません。


そのため、「古い時代の人の思想だ」「迷信だ」 と思っている人のほうが

多いのではないかと思います。


しかし、厳しいことに、死後には、「その人の、この世における思い行い、考えたこと、

行動したことが、真理価値に照らして、どうであるか」 ということが的確に判定

されます。


これは仏教だけではなく、エジプトの古代の宗教でも説かれています。


「その人が善人であるか、悪人であるかが、死後に正義の秤(はかり)で量られる」

ということが壁画などに描かれています。


古代のイランの宗教でも同様です。

ゾロアスター教では、「あの世に渡るときには、橋の上を歩いていく。悪人の場合

には、その橋が剣の刃のように細くなり、その人は下に落ちてしまう。善人には、

その橋をそのまま渡ることができる」 と説かれています。


これは、あの世に渡るときの裁きの厳しさを言っているのでしょう。

そのような話は、あちこちに残っています。


ところが、現代の知識人たちには、

「それは昔話や迷信である。人々に悪いことをせず、よいことをするようにさせるため

の道徳的なたとえ話である」 と考えています。


しかし、その考えは間違いであり、そういう話はほんとうのことなのです。


複雑なことが、ほんとうなのではなく、単純なことが、ほんとうなのです。

物事は単純に考えたほうがよいのです。


「単純なことが、ほんとうなのだ」 ということを知っていただきたいと

思います。


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