2010年4月8日木曜日

地獄霊には、ゴミが宝石に見える

あの世ではものの見方もずいぶん変わります。


たとえば、この世では、宝石、金銀財宝、豪華な衣装など、金目のものへの

執着を持っている人はたくさんいます。


そういう人は、あの世へ還っても、その執着が取れていなければ、当然、

同様のものを求めます。


地獄界であれば、金目のものを持っていそうな人の家へ押し入って、

ダイヤモンドの指輪やネックレス、金などを、ごっそり持ち帰ったり

します。

そして、「やった、やった、宝石がたくさん手に入った」 と言って

指輪をはめてみたり、ネックレスをかけてみたり、金ピカの服を着てみたりして、

「ああ、きれいだ」 と思って見ているのです。


ところが、本人が 「宝石だ」 と思っているだけで、その姿は、天上界の人には、

何か炭のようなものを指につけたり、ゴミのようなものを体にたくさんつけて

喜んでいるように見えます。


「あの人は、ゴミをたくさんつけて、何をしているのだろう」 と思うのです。

天上界の人から見れば、ゴミなのですが、地獄の世界の人は、

それを 「宝だ」 と思っているわけです。


こういう不思議なことがあります。


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